2012年12月30日日曜日

HEY WHAT UP!!?

IM FINE!!!

最近の写真を色々と!
 たっくんが撮った俺w
 たっくんとしんちゃん!
 うんこ!!!!
いろいろやってるぜw

2012年12月20日木曜日

OUR TRACE!! ~俺たちの軌跡~PROJECT!!

18/12/2012
A project started on the day that Christmas was close to.
It was called "our trace".
このPROJECTは、俺の音楽家仲間を集め、一枚のCDを作るということ。

まぁ ホントはいい思い出になればと思って発足しましたw
終わった時にみんなでいい酒飲みたいだけなんだぜw

でもあえて理由をつけると(いや本心でも思ってるのかもw)
1、今年で東京から実家に帰る仲間のため。
2、アメリカから帰国してくる仲間のため。

RAVENのみんな
TAKU
K-TAROさん
SINICHI

いいもの作ろうぜ!





LIV GOOD!!

星に願いを。。。


太陽が海に溶け出していた。


普段は全身にしつこく絡む潮風だが、今日は優しく髪を解かしてくれた。
どうやら傷だらけのボロ車がやけに似合う俺だから、「君」はそんな俺の日常をかすませるのに十分すぎたようだ。

空の「暖かい赤」が、奇跡を呼び起こしてくれた。
だけど「冷たい紫」が重なっていて、やはり夜が近いみたいだ。

そんな景色であれば俺のボロ車だってそれなりに絵になった。
海沿いを縫うように走る俺たち二人は、バランスがよくとれていた。

となりに座る「君」は外を眺めていた。頬に反射する光は俺の目を細めさせた。
視線に気づいた君は口元をニヤつかせた。俺をからかう合図だった。
そんな「君」はあまりに完璧で、俺の記憶の全てを埋め尽くしてしまった。

なんたってそれくらい圧倒される美しさだったから。





徐々に「暖かい赤」は消えかかった。
奇跡の終わりはもうそこまで来ていた。
あっという間に「冷たい紫」があたりを包み込み、お星さまがチラチラと目を開けた。

やけに静かになった車の中。
その沈黙が奇跡の終わりを告げ現実が芽を出してきた。

俺は次第に感覚を取り戻してきた。

ボロ車の排気ガスの匂いや、重なる疲労と空腹。
いたたまれなくなって、俺は「君」の嫌いなタバコを吸いだした。
「君」は怒るかなと思ったけど、奇跡がもう終わっていたのに気づいた。

もう奇跡終わってるのに、俺の目に映る景色はまだかすんでいた。

それが奇跡ではなく自分の涙で、
「君」がもうここにいないことを理解するのは難しくはない。
ただ、受け入れるのはとても難しかった。

矛盾した俺はわけがわからなくなってしまった。
だからってわけではないけど、俺は車ごと「君」の待つ世界に飛び込もうと思った。
俺はうまく飛べるよう、まだ唯一霞んでいる涙で滲んだ「星」に、願い事をしたんだ。
もちろんあの時の「君」に会えることも。






俺はアクセルを力いっぱい踏んだ。